こんにちは。
涸沢山行でグローブと腕時計の隙間を日焼けして、見た目がひどいことになっているまつたろうです。皆様も「隙間」にはご注意を!
今日はGW後半戦、涸沢テント泊1日目のお話です。
2016年8月以来の上高地へ
早朝の上高地
5月2日(火)、世間はGW合間の平日でしたが、仕事のお休みをいただいた我が家。混雑を避けるために一足お先に涸沢へ行くことにしました。
上高地までのアクセス
長野県民のまつたろう、上高地へはいつも沢渡から入ります。
沢渡からはバスまたはタクシーが利用可能。バスはGWや夏山シーズンの繁忙期など、特定日のみ始発が4:40。以降、原則として30分おきに出ています。
この日は5:10のバスに乗ることを目標に、自宅を4:00くらいに出発。途中コンビニに寄ったりして、5:00に沢渡バスターミナルの駐車場に到着しました。
急いで靴を履きかえて荷物の準備して、券売機でバスの往復チケットを購入。沢渡エリア~上高地バスターミナルは、二人分・往復割引適用で4,100円です。
※片道だと1,250円/人
バスとは別にタクシーもあって、こちらは定額運賃制。沢渡エリア~上高地バスターミナルなら、片道4,200円/台です。
4~5人で移動する場合はタクシーが安くて待ち時間もなくて便利だし、人が多い時期は乗り合わせて(運転手さんが「あと2人乗れるけど、乗りませんか?」みたいに声かけてくれたりする)移動できたりします。
GW期間中とはいえ平日の2日、5:10発のバスに乗ったのは全部で10名前後でした。
登山指導所で状況チェック
バスに揺られること40分あまりで上高地バスターミナルに到着。上高地トンネルを抜けると、美しい穂高連峰がお出迎えしてくれました(*´艸`*)
バスターミナルには「登山相談所」として登山届の提出窓口と、遭対協の隊員さんが1名。
登山届は事前にコンパスにて提出済みだったので、前日の天候(下界は雨だった)とルート状況の確認だけして出発です。
上高地~横尾まで
上高地から横尾までは、距離にしておよそ11キロ。ほぼ平坦な道を歩きます。
明神を過ぎ…
徳沢ではたくさんのお猿さんに遭遇し…(ヤドリギならぬヤドリザル?)
対岸に前穂を眺めながら…
横尾に到着!
上高地から横尾までは、まつたろうペースで2時間50分。
「横尾の手前から雪があるよ」という遭対協の方の話通り、横尾の手前1.5キロくらいから夏道は雪の下になったので、梓川の川べりを歩きます。
明神や徳沢でも少し休憩しましたが、横尾で25分ほど大休憩。横尾山荘では、長野県警察山岳遭難救助隊の隊員さんたちがパトロールに出かけるところでした。
長野の場合は「山岳遭難救助隊」といっても、常駐期間が短いこともあってか、普段は地域のお巡りさん。(富山は常駐期間が長いので、シーズン中はほぼ専属みたいな感じだそうです。山と渓谷社「長野県警レスキュー最前線」「富山県警レスキュー最前線」参考)
下界でお巡りさんの制服見ても何とも思わないのに、あの黄色と赤のヤッケを見ると「カッコいいなぁー」と思ってしまうのは、山好きあるあるではないかと…(*´艸`*)
横尾からアイゼンいるかなー?なんて話してましたが、まだ大丈夫そうだったのでアイゼンは装着せずに再び出発です。
横尾~涸沢まで
最初に目指すは本谷橋付近。本谷橋までは傾斜も緩やかなので、上高地~横尾の延長戦という感じです。
途中、パトロール帰りの救助隊の方たちともすれ違ったりして(おそらく本谷橋付近までのパトロール?)さすが速いな~! と感心しきり。
途中でアイゼンを装着しましたが、雪が全くない場所も数か所ありました。
涸沢までなら軽アイゼンでも十分だなというのが今回の感想です(^_^;)
人がたくさんいる場所が本谷橋あたり
夏の本谷橋。上の写真同様、涸沢側から横尾方面に向けて撮影したもの
ひとまず目指した本谷橋、夏のイメージしかなかったので着いてビックリ。この時期、橋がないのは知ってましたが、谷は雪に埋もれて「沢地形」ということしか分からない程度でした(^_^;)
夏道は橋を渡ったら100mほど登り、屏風岩下の斜面をトラバースするような感じでつけられてます。奥穂に登った時はここからがとにかく辛くて「もう無理っす」と何度思ったことか(´;ω;`)
が、積雪期は横尾本谷~南岳出合~涸沢と沢を登りつめていけばOK。時期が時期だけに踏み抜き注意でしたが、夏に比べると楽!!
あとはとにかく延々と(意外と長い)涸沢まで歩くだけです。
本谷橋付近から先の雪上ルート
吊尾根が見えてきた!
涸沢ヒュッテや、奥穂~涸沢槍まで見えてきた!!
ヒュッテとテン場の分岐(下山時、この文字は溶けて読めなくなってました)
本谷橋付近を出て約2時間、13:20に涸沢テン場に無事到着です。
GWの涸沢といえば鯉のぼり
涸沢岳~北穂、涸沢小屋とテン場
到着時、さすがにテントはまだ少なめ。でも良い場所確保したいので、まずはテント設営から。
しかし、雪上でのテント設営は想像以上に大変でした(´;ω;`)
雪が凍って硬くなってるので、整地がしにくい! 腹も減って作業するとクラクラする(x_x;)
ショベル1本で整地してたら、隣のお兄さんが見かねてショベルを貸してくれました(^_^;)
どうにかこうにか50分ほどで設営を終え、テントの受け付けも済ませたらヒュッテで遅いお昼ごはん。
その後涸沢小屋へ移動し、もつ煮とあげもちもいただきました♪
涸沢小屋に着いたら絶対食べたい2品。ソフトクリームも絶品!
涸沢小屋より、前穂とテン場
涸沢小屋より前穂~吊尾根~奥穂。上高地はこの向こう側
夕暮れ時のテン場より。奥に見えるのは横通岳あたり??
1日目はこの後、夕飯を作って早々に就寝。夜中にフライがパタパタいう程度の風はあったものの、穏やかな夜でした。
ということで、2日目・3日目のお話はまた次回。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ポチっとしていただけると嬉しいです♪
コメント
まつたろうさん、おはようございます。
涸沢いいなあ、いいなあ。
こんな所にいたら、下界に降りてきたときに社会復帰ぐ難しくなりますね。
山好きあるある、わかります(笑)
下界ならちょっとうざがられますが、山ではヒーローですもんねー。
私も猿によく出会いますが、猿も木から落ちるの言葉通りのシチュエーションを目撃して大笑いした経験があります。
次のお話しも楽しみにしてますね。
ジョンさん、こんにちは!
ぜひ、くぅちゃんと涸沢行ってください~!
上高地からの道中や、涸沢ヒュッテ・涸沢小屋に美味しいものがたくさんあるし、穂高に登らなくても十分楽しめる場所です(*´艸`*)
警察の方、確かに下界だと(何もしてないのに)煙たがられたりしますよね(^_^;)
まさに山マジック!笑
それより、猿も木から落ちるシチュエーション、見てみたいですヾ(≧▽≦)ノ
お猿さん焦ったでしょうね~。
続きはまた書くので、どうぞお楽しみに♪