今日も山へ行こう

360度の大展望!雪山初心者にもオススメ小遠見山[2018年3月]

小遠見山の山頂標識と鹿島槍ヶ岳、五竜岳

2018年3月28日、GWのような陽気の中、小遠見山へ行ってきました。

白馬五竜スキー場から小遠見山山頂までは、ゆっくり歩いても2時間程度。

しかし、山頂からは鹿島槍ヶ岳・五竜岳・唐松岳・白馬三山・頸城山塊をはじめ、遠く槍ヶ岳や常念岳まで、360度の大展望が楽しめます。

雪山を始めたばかりの初心者にもオススメの小遠見山。装備や気を付けたいポイントなどを含む、当日の山行記録です。

小遠見山について

小遠見山は北アルプスの五竜岳へ向かう遠見尾根の途中(末端?)にある、標高2,007mの山です。

遠見尾根の途中にある小遠見山
丸で囲んだところが小遠見山

白馬五竜スキー場のアルプス平ゲレンデ上部にある「地蔵の頭(地蔵ケルン)」からは1時間半~2時間程度。スキー場からも比較的近い場所ですが、山頂からの展望は「素晴らしい!!」の一言です。

小遠見山山頂から西を見ると左に鹿島槍ヶ岳、右に五竜岳が見える
小遠見山山頂から、鹿島槍ヶ岳と五竜岳

小遠見山へ行く際の注意点

山行記録の前に、今回小遠見山を歩くにあたって注意したポイントや、歩いて感じたことを簡単にまとめておきます。

尾根上の雪庇に注意

小遠見山へは尾根上を歩いていきますが、稜線の東側には小さいながらも雪庇が張り出しています。

基本的にはトレースに沿って歩けば大丈夫ですが(トレース=絶対大丈夫とも言えなかったりもしますが…)自分でも注意しながら歩きました。

強風時は注意

この日は風邪も穏やかだったので大丈夫でしたが、尾根上を歩くルートなので遮るものがありません。風が強い日などは煽られる危険性もあります。

実際に歩くときは風にも注意が必要だと感じました。

サングラス・日焼け止め必須!

遮るものがない…ということで、風だけではなく日差しにも要注意!

この日も天気が良すぎて、サングラスをしていても眩しいと感じるほどでした。上からの日差し+雪面からの反射も凄いので、しっかり目を覆うサングラスが必要です。

もちろん日焼け止めも塗っておかないと、あとあと大変なことになります…。今回は山頂でも日焼け止めを塗り直しました。

ワカンかスノーシューがあると、なお良し

今回アイゼンで歩きましたが、雪はグサグサでアイゼンはあまり役立ちませんでした^^;

スキー場を出て最初の登り坂
スキー場を出て最初の登り

当日はスノーシューを履いた外国人カップルも歩いていましたが、アイゼンよりはワカンやスノーシューの方が歩きやすかったかもしれません。

「ワカンどうしようかな…」と悩んだ挙句、持って行かなかったことを軽く後悔しました…。

テレキャビンの最終時間をチェック

下山時にもテレキャビンを利用するため、出発前には最終時間をチェックしておくのが安心です。

一応、小遠見山の山頂標識にも「最終は16:15」と書いてありますが^^;

雪道でも1時間半あればアルプス平駅まで下山できると思いますが、心配なら余裕を持って2時間前には山頂を出発すると安心かと思います。

雪崩情報も念のためチェック

バックカントリーなどではありませんが、念のため事前に雪崩情報もチェックしておきました。

ルート上ではありませんがクラックの入っている斜面もチラホラあったりして、気温上昇に伴う全層雪崩やブロック崩落などにも注意が必要だなと感じました。

雪崩情報は、日本雪崩ネットワークのHPでチェックできます(^^)

日本雪崩ネットワーク

 

当日の装備

行動中

ニット帽、サングラス、薄手のネックウォーマー、メリノウールシャツ、トレールアクションタイツ(モンベル)、ゲイター、雪山用登山靴、アイゼン、防風タイプの手袋、フリース(登りは着用せず。山頂休憩時と下山時に着用)、トレッキングポール

持参していたその他装備

ヘッドライト、ツェルト、救急セット、山専ボトル(お湯入り)、座布団(?折り畳み式のもの。雪の上に座るのは冷たいので^^;)小さめのガス&バーナー&鍋(使用せず)、ハードシェルジャケット(着用せず)、ハードシェルパンツ(着用せず)、冬山用グローブ(着用せず)、ピッケル(使用せず)、非常食、行動食、ウェットティッシュ、ゴミ袋、飲料水

ウェア類は冬山用のハードシェル類も準備していきましたが、使っていません。かなり暑かったです。

当日の記録

ゴンドラとリフトを乗り継いでアルプス平ゲレンデの上部に到着したら、まずは出発準備。

アイゼンを装着したら、地蔵の頭の左側にある巻道を通ってスタートです(スタートは11:20)

白馬五竜スキー場のアルプス平からは五竜岳が見える
ゲレンデ内でも十分絶景。五竜岳の武田菱も見えます。
スキー場の端にある注意書き看板
ここからスキー場外へ

まずは正面に見えているピークをトップまで登りつめます。雪の状態も良くないので、なかなかしんどい登りでした…。

ピークまで登りつめれば、あとは尾根上をずっと歩く感じです。

尾根に上がると五竜岳が見えてくる
五竜岳に励まされながら歩く…
雪に埋もれた標識
雪に埋もれた標識

記憶が正しければ、1892mのピークあたりから遠見尾根の向こうに少しずつ鹿島槍ヶ岳が見えてきます!

五竜岳に続く遠見尾根とその奥に鹿島槍ヶ岳
五竜岳に続く遠見尾根とその奥に鹿島槍ヶ岳(北峰)
尾根道の東側に張り出す雪庇
東側には小さいながら雪庇も張り出しています

小遠見山まではこうした尾根道を歩きます。

痩せた尾根ではないので危険を感じることはないと思いますが、東側(信州側)には小さいながらも雪庇が張り出しているので、離れて歩きます。

風もほとんどなく、遮るものもないため直射日光でとにかく暑い! 踏み抜きも多いので思うように進みませんが、スタートから約1時間半、12:50に小遠見山山頂に到着です。

小遠見山の山頂標識と鹿島槍ヶ岳、五竜岳
小遠見山山頂にて。ピッケル使ってませんが(笑)

鹿島槍ヶ岳といえば双耳峰ですが、この辺りから見えるのは北峰のみ。なんだか新鮮です。

最近氷河に認定されたカクネ里雪渓(鹿島槍の中腹あたりに広がるカール状の部分)も、しっかり眺められます。

過ごしやすい気候だったので、山頂で1時間ほどランチタイム休憩。この日の山ごはんはカップヌードル(普通のカップヌードルやらチーズカレーヌードルやら)に、食後のコーヒーとおやつ(チョコレート)も食べて、のんびり過ごしました。

小遠見山から南を見ると、爺ヶ岳や常念岳、槍ヶ岳が見える
南には爺ヶ岳や、遠くには常念岳、槍ヶ岳も見えます(肉眼では…)
小遠見山から見える唐松岳や白馬三山
北を見ると唐松岳や白馬三山も
小遠見山山頂付近からの頸城山塊
北東には頸城山塊(山頂からやや下った場所で撮影したもの。山頂からも同様の景色が眺められます)

小遠見山の山頂はまさに360度の大展望!

南には鹿島槍ヶ岳や爺ヶ岳、写真では分かりませんが肉眼では常念岳や槍ヶ岳も見えました。北は唐松岳から白馬三山。北東方向には雨飾山や妙高の山々といった頸城山塊も。

とにかく最高の景色を満喫しました。

のんびり過ごした後は、名残惜しいけれども来た道を戻って下山。後ろ髪引かれる思い…(大げさ)

帰り道はせっかくなので、地蔵の頭にも立ち寄りましたよ(^^)

地蔵の頭から唐松岳や白馬三山
地蔵の頭から唐松岳や白馬三山。次の目標は目の前の八方尾根→唐松岳です。

下りも踏み抜きが多くて、ズボると脚が抜けない…! なんて感じで大変でしたが、15時ごろにはアルプス平駅に到着。

短時間でしたが、大満足のスノーハイクでした。

小遠見山へのアクセス

小遠見山へは白馬五竜スキー場の「アルプス平ゲレンデ」から登ります。

白馬五竜スキー場に到着したら、まずはゴンドラ「テレキャビン」でアルプス平へ。ゴンドラチケットはテレキャビン乗り場で購入します(スキー場のリフト券売り場ではありません)

アルプス平駅からはスキーヤーなどに注意しながらゲレンデを歩いて登るか、アルプス第1ペアリフトに乗って「地蔵の頭」の下へ。リフトを使う場合はリフト乗り場で1回分の料金を支払います。

今回はスタートが遅かったこともあり(スキー場到着が10時30分過ぎ)行きのみリフトを使用しました。

ゴンドラとリフト料金

テレキャビン:往復1,800円

リフト料金:1回400円

最後に

当初は小遠見山ではなく、唐松岳に行こうかと話していた我が家。ですが、しばらく山に登っていないこともあって、今回は短時間で登れるけれど絶景が眺められるという小遠見山にしました。

結果、そのチョイスは大正解!

…というのも、この日は八方尾根の上部のリフトが運休していたそうで(汗)恐らく、唐松岳に行っていたら途中で引き返す羽目になっていたと思います。。。

気温の上がる日中は雪の状態も良くなくて疲労も蓄積しやすいので、唐松岳に行く時は八方池山荘に泊まって早朝アタックとなる予定です。…まぁ、仕事の休みとお天気次第ですが^^;

2018年のゴールデンウィークは燕岳テント泊を考えているので、その前に唐松岳に行けると良いなと思っています。

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