【2018年7月】北穂高小屋泊で北穂高岳 注意点など

北穂高岳山頂にて 山行記録

今年登りたかった山の一つ・北穂高岳。

一度泊まってみたかった北穂高小屋泊で行ってきました。

個人的に「ここは注意した方がいいな」と感じたことなどをまとめています。

北穂高岳について

北穂高岳山頂にて

北穂高岳山頂にて

北穂高岳は穂高連峰の一番北に位置する、標高3,106メートルの山。

「信州山のグレーディング」では「体力度7、難易度D」となっています(体力度は10段階中、難易度はA~Eの5段階中)

上高地→北穂高岳は距離にして約17キロ、標高差は約1600メートル。

北峰と南峰があって、北穂高小屋のある北峰の方がメジャー(?)です。

今回歩いたルート

今回歩いたのは、上高地を出発して明神→徳沢→横尾→涸沢→南陵を経て北穂高岳へ登るルート。

北穂高岳のルートの中で、最も難易度が低いルートです。

「難易度が低い」と言っても、あくまでも「他のルートに比べたら」の話。

他のルートと言えば槍ヶ岳方面からの大キレット越えや、奥穂高岳方面から涸沢岳を経由するルートなので…いずれのルートも難易度が高く、私もまだ歩ける気がしません(^_^;)

クサリやハシゴのあるルートを一度も歩いたことがない方は、別の山でクサリ・ハシゴ歩きを経験してから登るか、経験者と一緒に登るのが安心です。

クサリやハシゴ歩きの経験を積むのにオススメの山(関東近辺)は…

  • 岩殿山(山梨県大月市/標高634メートル。大月駅を起点に周回できます)
  • 乾徳山(山梨県山梨市/標高2031メートル。クサリ場の練習におすすめです)
  • 八ヶ岳の硫黄岳~赤岳縦走や阿弥陀岳(長野県) など

日程と天気、行程について

1日目:2018年7月18日(水)

天気:晴れ

行程:上高地→明神→徳沢→横尾→涸沢小屋→北穂高岳→北穂高小屋(泊)

2日目:2018年7月19日(木)

天気:晴れ

行程:1日目の逆行程

登山計画のポイント

できるだけ早く北穂高小屋にたどり着くことを重視しました。

参考までに、山と高原地図(2015年版)による今回の標準コースタイムは次の通り。

1日目:9時間30分

2日目:7時間15分

普段は重いテント泊装備で山を歩いているので、計画を立てる時も標準コースタイムで「1日8時間以内」とすることがほとんど。

実際は標準コースタイムよりも早く歩くことが多いのですが、余裕を持った計画にするためのマイルールです。

しかし、今回は「1泊2日」で「北穂高小屋に泊まる」という目的があるので、1日の行動時間は8時間以内というわけにはいきません。

なので、1泊2食の小屋泊で荷物を軽くして、いつもより早いペースで歩くことにしました。

結果的には1日目も6時前スタート→14時半過ぎに北穂小屋到着(途中、涸沢小屋での大休憩含む)だったので、到着時間も遅くならずに済みました。

自分たちの普段のペースが分かるようになると、この辺りの見通しも立てやすくなります。

毎回山行後に「標準コースタイムと比べてどうだったか」を振り返っておくと、何かと役に立ちますよ(^^)

登山口までのアクセス

今回の登山口は上高地。

長野県民なので、上高地へ行く時はいつも沢渡駐車場に車を置いて、バスで向かいます。

参考さわんど駐車場→上高地シャトルバスについて(アルピコ交通HP)

バスの他にタクシーもあって、こちらは定額制。

沢渡駐車場エリアからだと、上高地バスターミナルまで1台4,200円です。

4人いればバスとほぼ同じ金額になるので、人数が多い場合はタクシーがオススメ。

1人~2人でも、何組かの相乗りで行けたりします。

バスの始発時間前でも乗れたりするので(釜トンネルが開かないと上高地へは入れませんが)少しでも早く上高地へ行きたい! なんて時にも便利です。

ちなみに、沢渡のバスターミナルにタクシーの窓口あり。

沢渡エリアのその他の駐車場でも、タクシーが待機していたり、係の人に頼めば配車してくれたりします。

装備やルート上の注意点など

ヘルメット必須

涸沢カールから上部は岩場歩きが多くなり、落石などの危険あり!

ヘルメット着用推奨エリアにもなっています。

南陵取付手前の岩場

南陵取付手前にあるガラガラゾーン(勝手に命名)

涸沢ヒュッテではヘルメットのレンタルも行っているので(涸沢小屋もレンタルあるかも?)持っていない場合はレンタルがオススメです。

涸沢から上は急登続き

下の写真からは伝わりにくいのですが、涸沢から北穂方面を見ると、まさに「壁」といった感じ…

涸沢から見た北穂方面

涸沢から見た北穂方面(2016年の奥穂登山時に撮影したもの)

涸沢まではそこまで急な登りもありませんが、涸沢から上は急登が続きます。

実際は直登ではなくジグザグに歩くので見た目ほどは急坂でもないのですが、なかなかハードな感じ(^_^;)

ゆっくり、自分のペースで登ることを心がけると良いと思います。

クサリ・ハシゴあり

ルート上、南陵取付と呼ばれるあたりにクサリとハシゴがあります。

南陵取付のクサリ

南陵取付のクサリ

クサリの先にあるハシゴ

クサリの先にあるハシゴ

私たちが行った何日か前には、クサリ場付近で事故も発生しているようです。

クサリ場はよく確認すれば足場もありますが、やはり慎重に歩くことが大事。

ハシゴも一段一段確実に歩くようにしたいものです。

暑さ対策も必須

特に涸沢から上部、南陵の取付付近から上は日差しを遮るものがありません。

そのため、暑さ対策も必須!

熱中症にならないよう、意識して水分や塩分を補給してください。

ちなみに、水は涸沢小屋でも補給可能。

水だけではなく、スポーツドリンクもあった方が良いです。

梅干し(私はシソ入り梅干し100%の「梅ぼし純」というタブレットを携行しています)など、塩分を補給できるものもあると良いと思います。

今回は上高地出発前にしっかり水分補給し(ノンカフェインのお茶を300~400mlほど)、行動中も意識して水とスポーツドリンクを飲むようにしました。

水についてはハイドレーションを利用しています。

また、時間に余裕があったので涸沢小屋ではうどんも食べて、塩分も補給。

結果、普段は熱中症にならずとも頭痛に見舞われたりしていたのですが、頭痛もなく快適に山を楽しめました(^^)

特に女性はトイレを気にするかもしれませんが、こまめに少しずつ補給すれば、極端にトイレが近くなることはないと思います(私自身もそうでした)。心配な場合は、トイレを見つけたら必ず立ち寄るようにすると良いと思います。

暑さ対策はもちろんですが、日焼け対策も忘れないようにしてください。

北穂高小屋宿泊なら予約を

最後は山小屋利用に関することですが、北穂高小屋に宿泊する場合は予約が必要です。

もちろん、予約がないからと言って断られることはありませんが、食事の準備や部屋割りをスムーズに行うためにも、予約してもらいたいとのことでした。

予約は現地電話へ直接連絡すればOK。

このときに登山道状況なども確認しておくと安心です。

私もアイゼンが必要かどうかが気になっていたので、このときに小屋番さんに確認しました。

「アイゼンはもう不要」とのお返事だったので、安心して出発できましたよ(^^)

北穂高小屋

北穂高小屋。こじんまりしていますが、とても居心地が良い小屋でした。明るいうちに撮っておけば良かった…

ちなみに、北穂ではテント泊も可能ですが、小屋から少し離れた南陵のテラスと呼ばれる場所が指定地です。

指定地内にトイレや水場はないため、利用する場合は小屋のものを利用する必要あり。

男性はまだ良しとして、女性はなかなか大変かもしれません…(^_^;)

南陵テラスから小屋までは、歩いて10~15分ほどだと思います。

ちなみに、私たちが宿泊した日はテント1張でした。

 

山行記録は次に続きます。

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