登山中の失敗談[転倒→怪我…編]

宮之浦岳から眺めた永田岳 安全登山
宮之浦岳あたりから見た永田岳。この頃は雨もだいぶ止んでいました。

かれこれ10年以上、山登りを続けていますが、幸い遭難することなく毎回元気に帰宅できています。

しかし、遭難するまでには至らずとも、小さな失敗はたくさん…

自分の失敗談と、その経験から得られたことをまとめていこうと思います。

今回は[転んで怪我…編]です。

過去に2度ある「転んで怪我」

登山中に転んで怪我をした経験が過去に2度あります。

1度目は2009年11月の屋久島縦走時、2度目は2016年7月の乗鞍岳登山時です。

幸いどちらも大した怪我ではなかったため自力下山しましたが、下山後は病院で治療しました…。

[屋久島]雨の登山道で足を滑らせ左足の脛を怪我

宮之浦岳から眺めた永田岳

宮之浦岳あたりから見た永田岳。この頃は雨もだいぶ止んでいました。

1度目の怪我は2009年11月、山の師匠と友人の3人で屋久島縦走をしていたときの出来事です。

登山計画は淀川登山口から入山し、宮之浦岳を経て白谷雲水峡へ下山。淀川小屋と新高塚小屋に1泊ずつの2泊3日という日程でした。

この時の天気は3日間とも雨…自分でも足元に気を付けながら歩いていた”つもり”でしたが、2日目に宮之浦岳から新高塚小屋に向かっているとき、濡れた木で足を滑らせてしまいました。。。

そこで思い切り転倒し、左脚の脛を怪我。ちょうど木の枝があったので、それが怪我の原因となったような感じでした。

切り傷でしたが傷口自体は割と小さくて出血もすぐに止まり、新高塚小屋に到着してから簡単な処置をしたような記憶があります(ずいぶん前の出来事なのでうろ覚え…)

その後も歩行に問題なかったので予定通り下山しましたが、帰宅後は念のため病院で診察してもらいました。小さい怪我とは言え結構切れていたので、放置してすぐに治るような傷でもなかったためです。

転んだ原因は?

  • 雨で登山道が滑りやすくなっていた
  • 足を置いた場所が木の上だった

濡れた木は滑りやすいと分かっていたのに、どうして足を置いてしまったのか?今でも疑問ですが、これは完全に私の不注意です。

ここで転んで怪我をしたことで気が引き締まったせいか、その後は滑ったり転倒することも無く無事に下山しました。

ちなみに、整備された木道も滑りやすいです。2017年夏に歩いた雲ノ平でも、木道歩きは相当気を遣いました。北アルプスの折立~太郎平間にある木道でもスリップ事故が多いそうで、捻挫や骨折といった怪我により救助される人もいるとのこと。

木道=必ずしも歩きやすいわけではないので、注意が必要です。

水晶岳と雲ノ平周辺の木道

雲ノ平一帯は木道が整備されています。奥に見えるのは水晶岳。

木だけでなく、濡れた岩も同様に滑りやすいです。特に蛇紋岩。谷川岳で結構苦戦した思い出があります。唐松岳の登山道でも見られます。

私は行ったことがありませんが、尾瀬の至仏山も蛇紋岩が有名みたいです。

※蛇紋岩の写真はありません。ググるといろいろ出てきます。←他力本願ですみません。

[乗鞍岳]下山中にザレた登山道で転倒し両膝を怪我

2度目の怪我は、2016年7月の乗鞍岳登山のとき。こちらはソロ登山でした。

乗鞍岳は標高2,700mの畳平までバスで行けることもあって、観光客もたくさんいます。

この日も3連休の最終日で天気も快晴! 軽装の観光客も多く、中にはクロックスで剣ヶ峰まで登っている人もいたほどでした…

転んだのは畳平から剣ヶ峰まで歩いて絶景を満喫した後、ザレた道を何気なく(少し急ぎ足で)下山していた時。

記憶があいまいですが、おそらく、ザレた登山道だったので滑ったか何かでバランスを崩し、立て直そうとして膝から転んだような感じです。

膝から転んだため、両膝を負傷…傷口には小さな石や砂が入り込んでいました。

手持ちの水も残り少なかったため、傷口をしっかり洗うことも出来ずにそのまま帰宅。

帰宅して傷口を洗ったものの入り込んだ石や砂を取り除くことはできず、結局、病院へ行きました。。

乗鞍岳登山道の様子

乗鞍岳登山道の様子。ここからもう少し下ったあたりで転倒&怪我しました。

転んだ原因は?

「事故が起きるのは下山時」という、教科書通りのことをやってしまった乗鞍岳での失敗談。漫然と歩いていたことが原因だと思っています。

  • あとは下山するだけと気が緩み、慎重さを欠いていた
  • 他の人の装備(クロックスで来ていた観光客など)が気になっていた

乗鞍岳は登りやすい山というイメージだったことも、慎重さを欠く要因になっていたように思います。

この失敗で気付いた事や得られた事

水は多めに持って行く

水は飲むためだけでなく、怪我をしたときには傷口を洗うことができます。

私は基本的にハイドレーションを利用していますが、それとは別に、未開封のペットボトルの水(500ml程度)も持って行くようになりました。

傷口を洗う場合に備えて、穴を開けたペットボトルの蓋もあると便利かなと思います。蓋は消毒しチャック付ポリ袋などに入れて、救急セットの中に入れておくと良いです。

また、硬いペットボトルよりは「サントリーの天然水」や「いろはす」のように、潰せるくらい柔らかいペットボトルの方が使いやすいかなと思い、この辺りの水をザックに入れています。

ちなみに、中身はミネラルウォーターではなく水道水でも良いと思います(^^)

下山中も、とにかく気を抜かない

私の場合、できているようで意外にできていなかったのがこれ…。乗鞍岳で怪我をして、いかに今まで「気を抜いていないつもり」だったかを実感しました。

下山は下りということもあり、ついつい早歩きになっていた私。この怪我をしてからは、下山時もゆっくり歩くようになりました。

乗鞍岳へはこの怪我の翌年(2017年8月)にもソロで登りましたが、その時は転倒することも無く下山。

改めて「どうしてここで転んでしまったんだろう?」と思ったわけですが、やはり気の緩み以外に原因はなさそうでした。

足元はよく確認し、歩幅は小さめにする

屋久島での転倒&怪我は、足元をよく確認せずに木の上に足を置いてしまったのが原因です。そのため、足元をしっかり確認していれば防げたものでした。

また、登山では歩幅を小さめにした方が疲労を軽減できるわけですが、バランスを崩しにくいというメリットもあります。私が屋久島で転んだ時も、踏み出した一歩が大きめでそのまま滑った感じでした。

この点は登り・下りに関係なく共通するポイントだと思うので、意識して歩くと転倒防止にも役立つのではないかと考えています。

どんな山でも慎重に歩く

当たり前のことを書いているわけですが…(汗)例えば、奥穂高岳に登る時と乗鞍岳に登る時では、どうしても歩く前の気持ちの部分で差が出てきてしまうもの。

奥穂高岳→岩場も多いから慎重に歩こう!

乗鞍岳→観光客も多いし危険個所も少ないから、心配することはないだろう!

しかし、乗鞍岳であっても私は実際に転んで怪我をしました。山じゃなくても、街中でも転んで怪我をすることはいくらでもあるわけで…。

山のレベルに関係なく、どんなときも慎重に歩くことが大切だとつくづく感じました。

2度目の転倒&怪我以降は、同じ失敗を繰り返すことなく山歩きができています。今年の夏も怪我をすることなく山を楽しめるよう、これからも気を付けていきたいものです。

コメント

  1. raita21s より:

    今晩は〜は〜

    大事に至らず良かったですね!
    私は一人でしか行けないため、怪我には人一倍注意してると思っています・・・
    しかしどんなに注意していても起こってしまう事はあると思うので、保険とかは入っています(たいした山行かないんですが 笑)

    山のレベルに関係無く慎重に

    肝に命じます

    • まつたろう より:

      raita21sさん

      おはようございます! コメント返信遅くなりました>_< 1人だととにかく気を遣いますよね。 保険に入っておくことも大事なことだと思います。本当にどこで怪我するか分からないものなので… 街中と違ってすぐに助けを求められるわけでもないので、楽しみながらも慎重に歩くことだけは忘れずにいたいものです。